看護師として着実にキャリアアップしていくためには、なりたい将来の姿をイメージし、キャリアプランを立てる必要があります。キャリアプランを明確化するには、まず目標を立てて、より具体的にプランニングすることが重要です。キャリアプランは、短期的なプランではなく、長期的なプランになります。短期的な働き方の部分ではなく、長くキャリアを積むことにより、将来的に自分がどのような立場で、どのような業務に携わっていたいのかを考えるのが基本です。実際、それを明確にし、目の前の目標をたてることで、看護師として働き続ける意味も発見できるようになります。
その前に知っておいてほしいのが、看護師のキャリアプランの方向性です。おおまかに分けて、3つのパターンがあります。スペシャリスト、ジェネラリスト、管理職に就くというパターンです。まず、スペシャリストは、特定の分野を深く学び、継続してその分野での研鑽を積み、専門性を発揮する看護師のことをいいます。ジェネラリストは、医療を幅広く学んで知識と経験を積み、臨機応変な態度でその場に応じた柔軟なケアができる看護師のことを指しています。管理職は、主任や看護師長、看護部長といったマネジメントの役職です。
これらのキャリアパターンを踏まえたら、自分の適性と照らしあわせて目標を立て、キャリアアップを実現していきましょう。自分の適性を考える際は、自己分析のみならず、客観的な視点も入れるのがベターです。褒められたり、感謝されたりすることが多かったポイントを思い出すなどして、自身の強みを探し出しましょう。